「家を売りたいけれど、何から始めればいいのかわからない。」
多くの方が、まず最初に悩むポイントです。
不動産売却は人生で何度も経験するものではありません。
しかも金額は数千万円単位。
・査定はどこに頼めばいいのか
・仲介と買取は何が違うのか
・税金はいくらかかるのか
・急いで決めてしまって後悔しないか
わからないことが多いまま、営業担当の言葉に流されてしまうケースも少なくありません。
しかし、売却は“順番”さえ間違えなければ、大きな失敗は避けられます。
大切なのは、いきなり査定を取ることでも、
高い価格を提示してくれた会社に飛びつくことでもありません。
まずは全体像を理解すること。
この記事では、
・家を売るときの具体的な流れ
・最初にやるべきこと
・失敗しやすいポイント
・費用や税金の基本
を、できるだけわかりやすくまとめました。
はじめて売却を考える方でも、
この記事を読めば「次に何をすればいいか」が見えるはずです。
焦らなくて大丈夫です。
順番通りに進めていきましょう。
家を売る7つのステップ
不動産売却は、大きく分けて次の7つの流れで進みます。
1. 相場を知る
最初にやるべきことは、自分の家がいくらくらいで売れているのかを知ることです。
近隣の成約事例や現在の売出価格を調べるだけでも、ある程度の目安はつかめます。
ここでの目的は「正確な価格を出すこと」ではなく、「相場感を持つこと」です。
相場を知らないまま査定を受けると、提示された金額がそのまま基準になってしまいます。
2. 複数社に査定を依頼する
相場感を持ったうえで、2〜3社に査定を依頼します。
査定額は会社によって数百万円単位で差が出ることもあります。
大切なのは「一番高い会社を選ぶこと」ではなく、
その価格の根拠をきちんと説明できるかどうかです。
3. 媒介契約を結ぶ
依頼する会社が決まったら、媒介契約を結びます。
媒介契約には
・一般媒介
・専任媒介
・専属専任媒介
の3種類があります。
それぞれ特徴があり、売却方針によって選び方が変わります。
4. 販売活動が始まる
物件情報をポータルサイトに掲載したり、レインズに登録したりして、買主を探します。
この期間は平均して3ヶ月前後が目安ですが、地域や価格設定によって大きく変わります。
価格設定が適切かどうかが、スピードを左右します。
5. 内覧対応
購入希望者が現れると、内覧が行われます。
内覧は売却成功の重要ポイントです。
高額なリフォームは不要ですが、
清掃や整理整頓はしっかり行いましょう。
第一印象でほぼ決まります。
6. 売買契約
価格や条件がまとまれば、売買契約を締結します。
この時点で手付金を受け取り、契約書に署名・押印を行います。
契約後のキャンセルにはペナルティが発生する場合もあるため、慎重に判断します。
7. 引き渡し
残代金の受け取りと同時に、鍵を引き渡します。
住宅ローンが残っている場合は、このタイミングで完済手続きを行います。
これで売却は完了です。
まず最初にやるべきことは「相場を知ること」
家を売るとき、多くの方が最初にやるのは「査定依頼」です。
ですが本来の順番は逆です。
いきなり査定を取るのではなく、
まずは“自分の物件の相場”を把握することが先です。
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なぜ査定より先に相場確認なのか?
理由はシンプルです。
人は最初に提示された数字を基準にしてしまうからです。
これを「アンカリング効果」といいます。
例えば、最初に4,000万円と言われれば、それが基準になります。
本来の相場が3,600万円でも、高く感じてしまう。
逆に3,500万円と言われれば、
本来4,000万円で売れた可能性があっても、
「そんなものか」と思ってしまう。
つまり――
最初に受け取った査定額が、判断力を鈍らせるのです。
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相場はどうやって調べる?
完璧な価格を出す必要はありません。
目安で十分です。
・近隣の売出事例を見る
・同じ築年数・広さの物件を探す
・成約価格の傾向を見る
この段階では、
「だいたいこのくらいか」
という感覚を持つことが目的です。
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相場を知ると何が変わる?
査定額を冷静に比較できる
高すぎる/安すぎるを判断できる
営業トークに流されにくくなる
売却は価格交渉の世界です。
相場を知らない状態は、
地図を持たずに山に入るようなもの。
まずは地図を持つこと。
それが相場確認です。
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その上で、複数社に査定を依頼する
相場感を持ったうえで、
2〜3社に査定を依頼します。
ここで初めて比較が意味を持ちます。
1社だけでは判断材料が足りません。
大切なのは「一番高い会社」ではなく、
“根拠が明確な会社”を選ぶことです。
